覚者慈音1068 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の九 大悟録 下 第二章 コウの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1068
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の九 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  下
第二章 コウ の門


             テツシン貴尊 講述
               2019.6.19


 肉体に関しては熱度の調節を計るはもとより筋肉を働かしむるも皆コウの門の分解作用に基因す。霊的方面に至っては魂魄を分ちて二様となし、更に延長して心意に及び肉体の動作を自由ならしむるに至る。又是を大別すれば実在的には肉体に、霊的には魂魄に二分して考究を進むることを得るなり。故に此状態より判定を下すならば光体は肉体を造り、気体は霊体を造る。されば光体は実在を意味し、気波とは無形を意味する関係あり。此門によって親子はもとより夫婦朋友知己に至る迄、つながれる組織を有す。又禽獣虫魚に至るも同様雌雄の関係も是によって作らる。わけても混虫に至っては他種族の体内に己が子孫を生みつくる等、微妙なるはたらきも見らるるなり。是等の理由には皆悉く理由ありて悪戯事にてはあらざるなり。是等は余りに枝葉にわたるを以てこの篇にては省略すべし。 汝等左右両の手について何事か考へしことありしか。右の手は積極的にして左手は消極的とも見るべき関係あることに気附くならんか。手のはたらきは右に多く、左は補佐役とも見らるべし。稀には左を多くはたらかす人もあれどそは百中の一なるべし。何故に両の手は平等に働かざるかと云ふに思ひ廻らし見よ。此関係より考察する時は右は陽に属し、左は陰に属すと見らるるならん。然りとせば右は魂に、左は魄に帰せしむる結果となる。従って右は光に、左は気に順ずると見なすも可ならん。されど汝等は手を使用するに於ても右を使用する時は右に、左を使用するにあたっては左に傾く傾向のあるを我は見る。是一方に偏する習慣となれる悪風なるによって自然行ひに於ても、わざに於ても優れたる事の少なきは此理に基因す。修験者が種々様々の法を行ふにも左右の手、左右のまなこ、左右の体、左右の足に於て是を融和せしむる法を学して後にあらざれば魔術魔法は伝授をゆるされざるなり。
 斯くの如く此門に於て分解せられたるを知らざるが故に、汝等の世界は男女の天分をわきまへず。男子は女子を力量にて抑圧し、女子は又是に応ずるに柔かき魅力をモットーとして対抗す。然して現今の如く女子は男子の分野を犯すに至っては時ならずして第三次或は第四次世界戦争は女子が其因となりて発生するは火をみるよりも明白なるべし。恐るべき事かなと我等は痛嘆す。理由は天理に逆行すればなり。汝等欧米婦人の長所のみを聞きて日本婦人の特性を忘れ居るは遺憾なり。 彼等欧米人の中にもいかがはしき短所は我等も苦々しく思ふ処、故に長所は学びて実行に移し、短所はすて、婦女は婦女の天分を厳守せしめよ。さりとて男子の前に奴隷たること勿れ。男子に於ても同様なり。男子の優れたるは腕力のみ。組織は男女平等なり。決して優劣はあらざるなり。汝等修養修行して優れたる父たれ。優れたる母たれと冀ふ。然して人類永遠の平和こそ望まほしけれ。法を以て育つれば猫も鼠も睦じく生活す。まして人類に於てをや。逆行するによって争闘は絶えざるなり。

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